毎年南伊賀(青山地域)を案内しています。

例年伊賀市の南端 青山の史跡を訪ねる “歴史探訪ウォーキング”を開催していますが、今年は兼好塚常楽寺千方窟を訪ねました。
川上ダム展望台から工事現場を見学し、徒然草で知られる吉田兼好の終焉伝説の地・種生にある「兼好塚」と「常楽寺」を訪問。常楽寺で三重県有形文化財の「絹本着色兼好法師像」を拝見しました。更に、高尾では千方伝説の紙芝居を観て、忍者発祥と言われ、藤原千方将軍がいたと伝えられている高尾の「千方窟」を訪ねました。

 開 催 日 : 2019年11月16日(土)
 参 加 費 : 2,500円(昼食代・記念品代・資料代・バス代等)
 探訪コース: 
青山町駅(9:00集合・9:20出発)→川上ダム展望台/ダム工事現場見学(9:30~10:00)→兼好塚と常楽寺/語り部さんの説明(10:15 ~ 11:15) →昼食/上高尾「ハナレ」にて地場産野菜料理(11:45~13:30)→高尾市民センター/紙芝居・千方将軍物語(13:45~)→千方窟/洞窟まで往復約90分徒歩(14:00~)→ 高尾市民センター(16:00発) → 青山町駅(16:30着・解散)

建設中の川上ダム
建設中の川上ダム

巨大なクレーンが立ち、山間の谷に巨大なダムを建設しているところを見学しました。

伊賀市種生国見の山里の外れに「徒然草」で知られる吉田兼好終焉の伝承地・兼行塚があります。周囲は兼行法師遺跡公園として整備されています。

常楽寺で普段は公開していない三重県有形文化財の「絹本着色兼好法師像」を拝見し、語り部さんからお話を伺いました。

「ハナレ」で昼食
「ハナレ」で昼食

昼食は廃校を利用した施設「ハナレ」で地場産野菜の定食をいただきました。

千方将軍の伝説を地元のかたが紙芝居にしてお話くださいました。地元の方に直接お話が聞けるのもこのツアーの楽しみです。

千方窟に到着
千方窟に到着

徒歩で山深く分け入ると奇岩の林立する窪地に到着します。ここが千方窟、別名千方城跡です。

現地の説明看板には次のようにありました。
『千方城跡(千方の窟)忍者発祥地:今から1千余年前の平安時代に藤原鎌足を始祖とする藤原千方という無敵の将軍と四天王と呼ばれる四人の配下がいたといわれています。
千方の力を恐れた朝廷は紀朝雄を大将とする征伐軍を向かわせましたが、千方は数百の軍で紀朝雄の五万の大軍を苦しめました。それには四天王が金鬼、風鬼、水鬼、隠形鬼と言う四鬼となり神変秘練の術を使って戦ったと言われております。「太平記」に語られたくだりに「金鬼はその身堅固にして矢やを射るに立たず。風鬼は大風を吹かせて敵城を吹き破る。水鬼は洪水を流して敵を陸地に溺す。隠形鬼はその形を隠して俄敵を取りひしぐ。各の如き神変。凡夫の知力を以て防ぐにあらざれば伊賀、伊勢の領国、これが為に妨げられ、王化に従うものなし。」とあって隠形鬼そのものであり、金鬼(火鬼)、水鬼などは火遁、水遁の術を連想させるなどまさに「忍者のはしり」といえます。後略』
ここには芭蕉の高弟山岸半残、服部土方も訪ね句を詠んでいます。
 眼よりおとすあられか鬼の君 半残
 よじ登る蔦のいろなす石の壁 土方

主催:青山観光振興会(伊賀上野観光協会 青山支部)